コミュカフェ勉強会で学んだコミュニティのつくりかた

   

横浜は都筑のコミュニティカフェ、シェアリーカフェ主催の「コミュニティカフェ勉強会」に行って来ました。

講師はコミュカフェLOVEの米田佐知子さん。東西南北いろんなコミュカフェを訪ねた経験をお持ちの米田さんから、コミュニティカフェの概論から、各地の特徴的なコミュニティカフェの様子まで、愛に溢れたトークを聞いてきました。

コミュニティのある場所というのは心地いい、という感覚があります。

ひとつの場所に居続ける関わり方というよりはいろんなコミュニティの雰囲気を味わうことが面白くて、色々なジャンルのイベントや集まりにお邪魔し続けていた時期が2年間ぐらいありました。
そこに集う人たちがどんな動機で、どんなスタンスでその場に集い、そこでどんな関係性を築いているのか。そんな人間模様を一見さん視点で垣間見られるのはとても面白い体験でした。

私にとって横浜の市民活動コミュニティはなんかもう故郷の匂いがする場所だし、エンジニアコミュニティは集う人の業種が同じでもいろんな現場や技術の話を聞けるのが面白くて、シビックテック的なコミュニティは「テクノロジーで社会課題にアプローチしたい」心にとても共感でき、学ぶことが多い。

知らないコミュニティをひとつ知るたびに、世の中ってほんとに多様だなあと思わされています。

「コミュニティカフェは作ろうと思って作るものではなく、そこに集う人たちがつくっていくもの」

今回の勉強会で、米田さんのお話の中でも印象的だったのがこの言葉でした。
コミュカフェに限らず、コミュニティとはそういうものなのかもしれないなと思います。

月イチ程度のイベントをベースに続いているコミュニティでも常設の場所を持ってるお店でも変わらなくて、一緒に時間を過ごす中でうまれる共通の体験だったり、議論を通して考えたことだったり、集まる人たちが持ち寄る価値観だったり、中核にいる人の人間味を感じる瞬間だったり、そういったことの積み重ねで「このコミュニティはこういうところ」というふわっとした概念が、集まる人の共通認識になっていく。

旗を掲げる人とそこに集まる人の共同制作の果てに、コミュニティという漠然としたものが生まれていくのかもしれない。なんてことを考えました。

ライフワークとして横浜の市民活動に取り組みながら、一緒に活動している人たちとの関係性をいいコミュニティに昇華していくためには何が必要なんだろうと日々悶々と考え続けています。
この辺、もっと言語化していきたいな。

ちなみに米田さんが訪れたコミュニティカフェの記録を発信している放浪記、コミュニティカフェFunはコミュカフェ、コミュニティや場づくりに関心のある方におすすめです。読んでみるときっとワクワクしてきますよ!

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