変化の速いSNSの波を乗りこなすために ―― 「仕様変更」に負けないサバイバル術
2016/05/22
ソーシャルネットワークサービス――SNS、団体の課題解決・市民参加の入り口づくりに活用してますか?
活動の広報にSNSを使っていると、
「Facebookで○○ができない!」
という細かい困りごと、ありますよね。
画面のデザインやボタンの配置など、かなりハイペースで変わっていくので、
「この間まで出ていたあの項目、どこ行っちゃったの?」
こういうの、よくある話だと思います。
今日はそんな体験談から。
Facebookのイベントページに共同主催者を設定するなら、スマホではなくパソコンから操作するべし!
この間iPhoneアプリからイベントページを建てて、参加者の中から何人か主催者を設定しようとしていました。
ところが探せど探せど「主催者に設定」「管理者に設定」みたいな操作ができそうもない。なぜだろう…と思いiPhoneのアプリではなくSafari(ブラウザ)からイベントページを見てみたものの、やはりだめ。一体なぜだろう…と思いパソコンからFacebookを見てみたら、ありました!
そうです、これこれ。探していた設定項目。共同主催者!
↑ パソコン
↓ スマホ
というわけで、主催者設定はパソコンから! という豆知識でした。
昔はスマホからできた気がしたんだけどなー。
SNSの仕様変更あるある
そういえばおよそ1年前、Facebookイベントページの公開・非公開の設定に関する仕様が変わったことがありました。概要としてはこんな感じで。
- 新しいイベントを作るとき、公開範囲のデフォルト設定が変わった
- 変更前:公開設定
- 変更後:非公開
- イベントの作成後に公開範囲を変えることができなくなった
で、公開でイベントを作りたい人はイベントを作る前に公開設定を選ばなくてはならない…と。
その時は仕様変更に気付かず痛い目を見た方も多かったようで、私のFacebookタイムラインは阿鼻叫喚と注意喚起のシェアで大荒れでした(苦笑)
Facebookイベントの公開範囲の設定、後から変更効かなくなったのでご注意を!(2015年6月)
コロコロと画面を変えるな!と怒る方もいらっしゃいますが、そもそもSNSのようなプラットフォームサービスは速いスピードでサービスを次々と改善し、サービスの価値を高めていくことで競争力を維持しています。今は変化の速い時代、中でもきわめて変化の速いのがWebの世界です。
大切なのは、変化に対する対応力。というわけで、今日は荒波を乗りこなすためのいくつかのコツを書いてみようと思います。
変化の速いSNSの波を乗りこなすために ―― 「仕様変更」に負けないサバイバル術
スマホアプリ、スマホWeb、パソコンWebを行き来する
確かこんな操作ができたはずなんだけど、どうすればいいんだっけ?
探しているボタンが見当たらない?
そんなときは、別の媒体から見てみるといいことがあるかもしれません。
Facebookだけでなく、SNSにはパソコンからだけ使えるメニューがあったり、スマホとパソコン、スマホのWebページとスマホアプリでは操作方法が違う機能があったりします。
謎のボタンはとりあえず押してみる
よくわからないアイコン、謎のボタンはとりあえず何も考えずに押してみましょう。やりたかったけどどうやったらいいかわからなかった機能が使えるかもしれません。
シェアする、削除する…など、取り返しのつかない大事なことならばわかりやすく「投稿」「OK」「削除する」などの文字がボタンに書かれているはず。あるいは謎のボタンを押した後に、重要な操作であれば大抵、この操作を本当にしますか?と小さなポップアップ画面が出て「はい」「いいえ」と選べるものです。
なので、よくわからないけれどあまり致命的ではなさそうだ…という予感がしたら、割と気軽に押しちゃいましょう。怖いからさわらないではいつまでも使えないのが道具というものです。
SNSのように誰もが簡単に操作できるツールというものは、使う人が操作を間違えにくいように、間違えても大事にはならないように、よくよく考えて作られています。多少の操作を間違えても、団体のお金に絡む手続きやちょっと複雑なホームページ更新よりも、よほどインパクトが小さいのがSNSツール。というわけなので、どうか怖がらずに使ってください。
ただ、万一まちがって押してやらかしてしまっても、私を怒らないでくださいね。みんな失敗しながら使いこなせるようになっていくんです。。。
わからなければググって(検索して)みる
「Facebookイベントページの管理者設定の方法」…など、調べたいことをGoogleやYahooの検索窓に打ち込んでみましょう。
「Facebook ○○する やり方」のように、キーワードをスペースで区切って検索をかけてみるのがおすすめです。
今の世の中「Windows ゴミ箱消えた」で検索すれば、デスクトップから消してしまったゴミ箱アイコンの復活の仕方をすぐに調べられる時代です。Webやパソコンに関することなら大抵何でも情報があるネット社会の恩恵を受け取るのに必要なのは、あなたの検索力。ただそれだけです。
以前もFacebookのイベントページの画像がパソコンとスマホで表示のされ方が違う問題に悩んだ話を書きましたが、変化についていくための手段のひとつが、ツールの使いこなし力や情報検索力であるのは間違いありません。
今や専門性要らずで誰にでも使えるITツールが数多く出てきています。
機械が苦手なあなたにも、団体運営の役に立つよいITツールとの関係が築けますよう!