「支援獲得」「集客」をしたい活動は活用すべき! 簡単な操作で誰でも≪1枚のホームページ≫を作れるランディングページ作成支援ツール・ペライチ のススメ

   

ランディングページ作成のススメ

Webサイトをつくるための専門技術を持っていなくても、誰でもWeb上でやりたいことができる時代になりました。今やホームページやブログサイト、通販サイトを立ち上げるための様々なサービスが普及しており、専門のソフトを使わなくてもブラウザ上の操作だけでそれなりのホームページが作れてしまいます。

いわゆるホームページ作成支援ツールのひとつ、Jimdo親子の広場のホームページづくり事例紹介の記事にてご紹介しました。今日はランディングページ――1枚絵のホームページ――を作成するための支援ツール、ペライチをご紹介しようと思います。
プロボノ団体 YAPで主催しているNPOのためのIT相談会でも広報用Webページの作成にペライチを活用しました。

ツールなんて、何だかんだ使いづらいじゃないの……と思うでしょう?ところがどっこい、想像より遥かに使い勝手がよくなっていて、今時のUIの進化に舌を巻きました。最近のツールはすごいですよ。

「支援獲得」「集客」をしたい活動は活用すべき! 簡単な操作で誰でも≪1枚のホームページ≫を作れるランディングページ作成支援ツール・ペライチ のススメ

ランディングページ作成のススメ

ペライチとは、ランディングページと呼ばれる縦に長いペラ1枚のホームページを作るための支援ツールです。
基本無料で利用でき、試しにさわってみやすくハードルの低いサービスです。
NPO法人向けに有料コースの無償提供も行われています。

そもそもランディングページって?

ちょっと聞き慣れない言葉かもしれませんね。ランディングページとはホームページの一種です。
ランディング(着地する)ページという名前そのまま、検索エンジンからサイトを訪れる際、最初にアクセスすることを想定したページのことを指します。
1ページで活動の理念や概要を伝え、イベントの案内や関わり方の紹介をし、最後にはお問い合わせや予約のためのメールフォームへ誘導する……。縦に長いウェブサイトで、ずっとスクロールして上から下まで読んで行くようなもの、見たことはありませんか?

ホームページとの違い

いわゆるホームページは団体の情報を総合的に掲載したり、見る人がプランや商品を比較検討をするために作っているのに対し、ランディングページは特定の活動に関する情報を1ページに集約して発信することが得意です。

ホームページはサイト内に複数のページを用意し、イベントを探している方、入会を検討している方、NPOの支援者といった多様な閲覧者がそれぞれの目的に沿ったページへ辿り着くことを念頭に置いています。一方でひとつの団体がやっている「朝活のイベント」「寄付キャンペーン」といった活動ごとに独立したページで、申込や問い合わせといった結果を得るために必要な情報をいちページに集めるというのがランディングページの考え方です。

ネットで情報を探す時、色々な情報を見て回りたい場合もありますが、目的のものをピンポイントで探して買うかどうかを判断したいこともあります。後者のニーズに沿ったページ設計の考え方がランディングページなんですね。

ペライチの使い方

まずはこちらの動画を見てみてください。(音声はミュートでも大丈夫です)


……どうですか? 簡単そうでしょう。

ペライチでできること

ペライチの特徴、基本的なところは公式サイトに謳われているので、実際に使ってみての所感を述べてみます。

  • テンプレートの自由度が低いからこそ、それなりの手間でそれなりのページを作れる(コストパフォーマンスがいい!)
  • 画像素材を自前で用意するだけで、テンプレートの範囲内でも団体「らしさ」の出るサイトを作れる
  • 日本発のサービスだから、完全日本語対応!英語がむりでも安心して利用できる
  • 痒い所に手が届く機能がきちんと揃っている

機能の充実はけっこう嬉しくて、YoutubeやGoogleMapの埋め込みができますし、ページの上から特定の見出しの位置に飛ぶためのページ内リンクも作れます。
有料プラン(NPO向けプログラムなら無料!)ならGoogle Analyticsを導入してアクセス解析をすることもできますし、独自ドメインに対応しているのでペライチのURL(http://itforsocial.jp/の部分)をお持ちのホームページと同じにすることもできます。
HTMLコードの埋め込み機能を使えば、たとえば団体独自の料金表テーブルなど、テンプレートでは対応が難しいコンテンツも表現できます。Googleカレンダーを埋め込むこともできますね。

効果的なランディングページを作るには?

ツールで技術的な問題は解決します。けれどそれだけですぐに「いいページ」を作れるわけではなくて、効果的なランディングページを作るためにはデザインや情報の見せ方についての引き出しをなるべく多く持つことが大事です。
とはいっても難しいことはなくて、ただ素人なりにでも、センスを磨けばいいものが作れるんだと思います。

同業者=他のNPOが作ったページを知る

ペライチ公式サイトにて紹介されている制作事例を見てみると、実際にペライチでどういうサイトが作れるのか、雰囲気を掴めるかと思います。
NPOでは病児保育事業など子育て課題に取り組んでいるフローレンスさん、サンタになりきった大人が子供にプレゼントを届けに行く活動のチャリティーサンタさんもペライチを使ってらっしゃるようですね。

まずは作りたいものと近いジャンルのページを研究してみることが第一歩です。

いいページをたくさん見てみる

見稽古は大切です。いいページのデザイン・構成を知らずにいいウェブページは作れません。
「おしゃれなランディングページ」なり「ランディングページ 見本」なりの単語でグーグル検索をかけてみてもいいですし、こちらのサイトからイケてるランディングページ10個をまずは見てみるのもいいと思います。
* 参考:リスティング担当者から見た、イケてるランディングページ10選(2014年ベスト10)

お約束の構成に沿って作ってみる

何をどの順で書こうか?と内容の構成について考える時、まずはお約束を踏襲してみることをおススメします。
誰もがやってるやり方は、誰もがそうしているだけの「理由」があるのです。

* 参考:ランディングページの作り方、7つの超重要ポイント。 | うぇぶ集客の開花塾

というところで、ツールのご紹介とランディングページとは何ぞや、効果的なランディングページを作るには?の三本でお送りしました。
あなたの団体でもペライチを活用して、集客の幅を広げましょう!

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